1.書類をまとめる
2.査定する
3.仲介会社を選ぶ
4.住宅ローン(残債)を確認する
5.片付ける・掃除する
6.検査する
7.リフォームする
「※」は、必要に応じて行う項目です。
1.書類をまとめる
購入した不動産であれば、
売買契約書や、重要事項説明書を用意しましょう。
これらは、
査定時に床面積や、敷地面積の確認に使います。
登記簿謄本もあれば準備しておきましょう。
また固定資産税や、
固定資産税評価額の分かる書類も、
出来たら用意しましょう。
毎年送られてくる
固定資産税決定通知の他にも、
市役所・区役所で取得できる、
課税証明書ないし、公租公課証明書、
評価証明書でも大丈夫です。
そして、不動産一括査定では直接使用しませんが、
これまでの修繕履歴・工事履歴をまとめておきましょう。
雨漏りを直した
とか。
シロアリ予防をした
とか、
増築した、
屋根を葺き替えた、
クロスを張り替えた、
などなど。
登記簿謄本などの書類や工事履歴は、
すべて完璧に揃ってなくても大丈夫です。
あればあったほうが良いし、
履歴も正確に把握できれば、それに越したことはありません。
あとで出てきますが、
「返済予定表」もあれば、
まとめておきましょう。
査定価格と見比べて、
検討材料になります。
2.査定する
一括査定サイトなどを利用して、
査定を行います。
なお、コチラを利用すれば、
入力後すぐに査定価格が表示されます。
面倒な電話での確認などないので、
「とりあえあず金額を知りたい」
というときは便利です。
3.仲介会社を選ぶ
一括査定をしたのであれば、
いくつかの不動産会社から金額が提示されます。
それら金額を見て検討します。
その他に、ホームページのデザインや、
実際に売却する時のサイト構成、
使用しているツール、
対応可能なエリアかどうか?
などを確認します。
4.住宅ローン(残債)の確認※
金融機関(銀行など)に相談します。
査定価格と住宅ローンの残り(残債)を比較します。
売却価格で一括で返済ができそうであれば、
「繰り上げ返済(一括返済)」の予定がある旨伝えます。
なお、不動産売却時にも
諸費用がありますので、
諸費用を加味するのを忘れないようにしましょう。
繰り上げ返済手数料、
抵当権抹消登記費用など。
逆に、住宅ローンの残りの金額よりも、
売却価格が低くなりそうなら、
正直に、金融機関に相談しましょう。
引っ越し(売却)の必要がなく、
経済的な理由から売却を検討していたのなら、
なおさらです。
5.片付ける・掃除する
売却が決まり、
内見を受け付けたら、
ぜひやってもらいたいこと。
それが、お片付け・掃除です。
特に相続した不動産の場合、
自分が住んでいないためもあり、
ご家族の荷物、
あるいはご自分が子供の頃の荷物が、
そのままの場合が多いです。
でも、そんなことは、
購入希望者には関係なく、
やはり内覧したときに、
きれいな方が前向きな気持になれる
のは至極当然なのです。
お一人、あるいはご家族で、
片付けをする時間がないときは、
業者に頼んで不用品を回収してもらいます。
場合によっては清掃が必要なケースもあるでしょう。
6.検査する※
片付けと同様、
必須ではありませんが、
昨今は気になさる方も多いですし、
民法改正による契約不適合責任が問われる可能性もあるので、
できることなら、
売却募集前に、
インスペクション(検査)を実施したいところです。
最低でも、雨漏りとシロアリは見ておきましょう。
7.リフォームする※
ここまで順調に来たら、
いよいよ売却するための、
最終準備です。
それは「商品」として、
体裁を良くすることです。
不動産賃貸オーナーさんは、
入居者獲得のために、
清掃はもちろん、
細かい演出を行うのが
当たり前になっています。
不動産売却においても、
そうした細かい演出が必要な場合もあります。
ただ不動産売却においては、
リフォームが必要かどうかは、
ケース・バイ・ケースと言えます。
殆どの場合は、
リフォームの必要はありませんが、
リフォームしたほうが、
高く売れる、
あるいは、早く売れる
という場合もあります。
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観光地域経済研究員
賃貸不動産経営管理士、宅地建物取引士
和歌山県を中心に活動。
加太、雑賀崎、田野など海の見える物件や、
山の物件などの積極的活用方法研究が得意。
自分で出来るDIYの研究と指導も行っている。