不動産売却とインスペクション(耐震診断など)

1.インスペクションとは?

2.買主が住宅ローン控除をうけるために

3.売主(所有者)としてどう対応すべきか?

 

不動産売却とインスペクション(耐震診断など)|和歌山市 古民家 買取 査定 住宅ローン控除 ・ すまい給付金

インスペクションとは?

和歌山市でも中古戸建の広告で、

ホームインスペクション済(建物状況調査済)の、

物件を見ることが増えてきました。

 

ただ一口に、

「インスペクション(inspection)」

と言っても、検査自体にはいくつか種類があります。

 

一番、分かりやすいのが、

耐震診断かもしれません。

これも、一応インスペクションです。

 

Inspection for earthquake

 

でも、ココ最近いわれる

「インスペクション」は、

 

「既存住宅現況検査」のことと

考えても差し支えないかも知れません。

 

既存住宅状況調査技術者講習を修了した

建築士等による検査です。

 

このインスペクションを受けることによって、

住宅瑕疵担保責任保険に加入できるようになります。

 

また中古戸建であっても、

住宅ローン控除が適用されます。

 

通常、中古住宅の住宅ローン控除適用は、

築年数20年以内、

耐火建築物にあっては25年以内です。

 


買主が住宅ローン控除をうけるために

2019/10/01から消費税率が上がりました。

不動産の個人間取引であれば、

消費税は関係ありません。

 

でも、その他の支出が税負担により、

大きくなるのは間違いありません。

 

というわけで、

不動産購入希望者の方も、

これまで以上に住宅ローン控除を

気にされています。

 

そこで、前述の建物状況調査を受けている物件や、

築年数的に耐火建築物以外の、

築年数20年以内の物件を探されたりという方も増えております。

 

またその他の手段として、

 

耐震診断を受けて、

耐震改修工事を実施。

そして、

耐震基準適合証明書を取得。

 

を希望される方も増えております。

 

 

もちろん、耐震診断も、

改修工事も無料ではありません。

 

では、なぜそこまでするのか?

それは、住宅ローン控除以外にも

次のようなメリットがあるからです。

 

・登録免許税が減額

・不動産取得税が減額

・固定資産税が減額

・保険会社によって地震保険の割引

 

というわけで、

既存住宅状況調査もそうですが、

耐震診断のニーズが高まっているわけです。

 


売主(所有者)としてどう対応すべきか?

では、高まるインスペクションのニーズに、

不動産所有者である売主として、

どのように対応すべきか。

 

まず、購入希望社募集開始の時点では、

検査を受ける必要は殆どありません。

 

つぎに、いくつか内見等を経て、

購入を具体的に検討する方が現れます。

 

「インスペクションを受けたい」

という申し出をしてくることもあると思います。

 

このとき、購入検討者が、

なにを気にされてるか把握する必要があります。

 

ただ基本的には、

売買契約締結し、

住宅ローンの審査も承認された時点で、

 

引渡までの期間に、

インスペクション、耐震診断、

耐震改修工事を行うのがベストです。

 

 

ですので、

インスペクションと聞くと、

「!?」

となりますが、

 

インスペクション=即拒否

とならずに、

 

購入希望者の要望をしっかり把握し、

できる範囲で対応しつつ、

売却の機会を逃さないように対応するのが、

機会損失にもならずに、

結果的に満足の行く不動産売買につながるでしょう。

 

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田辺領平 LINEで相談できます
観光地域経済研究員
賃貸不動産経営管理士、宅地建物取引士

和歌山県を中心に活動。
加太、雑賀崎、田野など海の見える物件や、
山の物件などの積極的活用方法研究が得意。
自分で出来るDIYの研究と指導も行っている。

 

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