新しいリスク(ハザードマップ)と不動産の売却・購入

和歌山市北部の、

和泉山脈でのメガソーラーに関しての

ウェブニュースが新年早々、

掲載されておりました。

詳細は割愛します。

 

参考:「相次ぐメガソーラー建設計画に住民反発、土砂災害の不安「滑動崩壊」の指摘も

 

南に面して、山脈の前が開けている。

だから良好な日照条件である。

 

そもそも、

こういう上の写真のようなところで、

「きれい!」とか感動する日本人、

というか、

和歌山の若い人がすくなく、

無関心であり、

 

「たとえ山であろうと、不動産だから少しでも高く売りたい」と思う方も当然いらっしゃるわけで、

 

それらが、

こうしたメガソーラー開発に

 

着手させる条件を

整えさせてしまったわけです。

 

というわけで、

起こってしまったこと、

 

とはいえ、

なんとかしたいもの。

 

無関心でいると、

ますます、

こうした状況が、

加速するわけです。

 

不動産取引にも影響する?

車を走らせていると、

メガソーラー反対の看板を

よく見かけます。

 

地域の方々にとっては、

まさに死活問題!

 

土砂災害のリスクが高まりますので。

 

なので、

一般的なハザードマップは、

自然災害リスクが表示されています。

 

こうした人災に近い土砂災害は、

いまのところ反映されていないと思われます。

 

そもそも、まだ計画段階なので、

竣工後の予測ハザードマップなんて

公表できませんから。

 

というわけで、

私達としては、

 

こうした計画のある地域の

不動産購入者様には、

 

「まだわからないけど、

 メガソーラー開発予定地」

 

として説明しなければなりません。

 

実際問題、

すでにメガソーラーの開発された

一部の地域では、

 

不動産購入を控える

動きも見られます。

 

ということは、

こうした地域に現在お住まいの方が、

 

将来、不動産を売却しようとしたとき、

「思っていたより安くしか売れなかった・・・」

 

ということも、

出てきてもおかしくありません。

 

それが、太陽光がまだ

きれいに管理されていれば、

少しはマシなのでしょう。

 

耐用年数経過後、

稼働がストップしたら・・・

と思うと。。。

 

撤去しても、

完全な自然は再現されませんし。

 

メガソーラー開発の影響地域は?

メガソーラーによる

不動産価格変動等による影響は、

案外、広範囲に及ぶ可能性があります。

 

関東のマンションですと、

「富士山が見える」

のと、見えないのでは違います。

 

富士山も、毎日見ていると、

飽きるとか、ありがたみがなくなる、

とか言いますけど。。。

 

「メガソーラーが見える」

は売りにはなりませんね・・・

 

これも、慣れはしますけど、

毎日、気になること、

間違いありません。

 

 

というわけで、

土砂災害や河川の汚濁等、

実害のある地域の皆様のみならず、

 

和歌山市内全域で、

影響を及ぼす可能背があります。

 

ご家族、親戚、従業員等が

お近くにお住まいであれば、

当然心配しますし、

 

外国人観光客に対する

和歌山県のイメージが下がれば、

 

高野山、白浜、熊野方面の

観光地の方々にも迷惑がかかります。

 

というわけで、

今後も、市内のみならず、

和歌山県内の太陽光事業に関しては、

 

注意をはらっていく必要が

あるといえます。

 

不動産購入、売却の

一つの判断材料としても。

 

和歌山市 岩神山から 撮影:筆者

◯和歌山市

・和歌山平井太陽光発電事業計画

・(仮称)直川・府中太陽光発電事業
(事業廃止:2019年8月9日)

・パワープラント和歌山

・旭メガソーラー和歌山西庄発電

 

◯海南市

・旭メガソーラー海南発電事業

 

◯紀美野町

・紀美野町太陽光発電所

 

関連:和歌山市六十谷のハザードマップと住宅を考える

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観光地域経済研究員
賃貸不動産経営管理士、宅地建物取引士

和歌山県を中心に活動。
加太、雑賀崎、田野など海の見える物件や、
山の物件などの積極的活用方法研究が得意。
自分で出来るDIYの研究と指導も行っている。